こんにちは、金成コーデックスです。
塊根メセンのひとつ「Phyllobolus ssp. eenriet/フィロボルス・エーンリエット」は、私がかねてから育てたかった植物の1つで、SNSのフォロワーさん経由で種子を購入させていただくことができました。
メセンの実生栽培はまだよくわかっていないところが多く、情報自体も少ないので手探り状態で発芽管理や栽培を行っています。
本記事では、フィロボルス・エーンリエットの実生栽培の経過をまとめてご紹介いたします。
Contents
Phyllobolus ssp. eenriet/フィロボルス・エーンリエットの実生栽培記録
フィロボルス・エーンリエットの種子の購入、販売、入手方法など
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フィロボルス・エーンリエットの種子は私も長い間探していたのですが、塊根メセンはマイナーなものが多いせいか流通自体があまりなく、稀にヤフオクで見かける程度でした。
エーンリエットに似ている「Phyllobolus tenuiflorus/フィロボルス・テヌイフロルス」の方が頻繁に見かけると思います。
種子の価格自体もそこまで高額ではないのですが、そもそもあまり流通しないのが手に入りにくい最たる理由だと思います。
私は幸運にもSNSのフォロワーさんの種子リストにあったものを購入させていただいたのですが、その方曰く「Phyllobolusの花は形状がやや特殊で、受粉にコツがいる」という事でした。そういう理由も相まってかなかなか種子が流通しないのかもしれません。
種子の価格相場としては1粒あたり300~400円位なのかなと思います。(※あくまで私の感覚です)
フィロボルス・エーンリエットの発芽管理
フィロボルス・エーンリエットは塊根は出来ますがメセンなので、種子が休眠状態にあると発芽までかなり時間がかかることがあると購入させていただいた方から聞きました。
多めに購入したので半数を冷蔵庫で保管し、残りの半数をメネデール希釈液に浸水させ、その後、冷蔵庫にて低温湿潤管理をしました。
冷蔵庫内で1週間ほど低温湿潤管理をしたのち、バーミキュライトを表土にしてm室内のLEDライト下で15度~20度で腰水管理を行いました。
最初の10日ほどは全く動きが無かったのですが、しばらくすると一つ、また一つと発芽が始まりました。
ただ、発芽後に表土上で倒れる幼苗が増えたので、良かれと思って少しだけバーミキュライトに押し込んであげたのですが、触ったのがいけなかったようで溶ける株が続出。
思った以上にデリケートなようで、その後は発芽しているのを確認したら極力触らず、自力で起き上がってもらうようにすると少しずつ安定して本葉が出るまでになりました。
冷蔵庫内での低温湿潤管理がどの程度必要だったのかはわかりませんが、種子が休眠に入っていれば1年位冷蔵庫で保管した方が良い場合もあるようで、このくらいの時間で発芽まで行けたのは良かったです。
まとめ
本記事ではフィロボルス・エーンリエットの実生栽培の経過をご紹介いたしました。
栽培経過に変化があれば随時更新していく予定でいます。