コーデックスの栽培知識

コーデックスの土の作り方|私が選ぶ根腐れしにくい土と配合比率

赤玉土

コーデックスの栽培用土は多くの方が悩んだり試行錯誤するポイントだと思います。

かく言う私もいまだ正解は見つけられず試行錯誤を続けていますが、現段階で私が使っている用土とその土を選んでいる目的を解説したいと思います。

本当はSNSで使っている人の多い高級培養土バイオ肥料なども使ってみたいのですが、自分なりに試行錯誤して土づくりをするのも一つの楽しみだと思いますので、私なりの考えを元にホームセンターなどで購入できるものをベースにやっています。

育てたいコーデックスの生育段階や形状によって適した土が(若干)違うので、自分で考えながら土を選ぶというのは大切な事だと思います。その参考になれば幸いです。

※注:あくまで私が個人的に行ってる方法なので発芽や極端な生育を保証するものではありません

土選びは「排水性」を重視

 

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私がコーデックスの栽培用土(発芽から2~3か月以上経過した株)を選ぶ時のポイントは以下の通りです。

コーデックスの土選び

・基本的にはコーデックスの品種によって土を変えたりしない
・排水性を重視し、根腐れ予防に全力を注ぐ
・コーデックスのサイズに合わせた土の細かさを選ぶ
・潰れて粉々になりやすい用土は避ける

上記の理由は、水やりのタイミングを鉢ごとに替えなくていいように基本的にはみんな同じ配合の土を使っています。鉢ごとに乾きやすさが違うとタイミングを読み取るのが難しくなってしまうからです。

育てているコーデックスの数がそこまで多くない方は気にする必要が無いポイントかもしれませんね。

コーデックスは根腐れで枯らしてしまうことが多いので排水性を一番重視しています。保肥力や保水性は度外視。できるだけ中まで乾きやすい土を作るようにしてます。

実生1年前後の苗には、小粒や細粒といった細かいサイズの潰れにくい土を選ぶようにしています。

潰れにくい土を選ぶ理由は、土がもろいと育てているうちに砕けた土が沈み、鉢の中が詰まりやすくなったり水はけが悪くなったりするためです。

私が気を付けているポイントはこんな感じでしょうかね。

コーデックスの栽培用土に選んでいる土の種類

  1. 硬質赤玉土
  2. 日向土(ひゅうが土/ボラ土)
  3. ゴールデン粒状培養土
  4. ゼオライト

割合としては、

硬質赤玉土:日向土:ゴールデン粒状培養土:ゼオライト=4:3:2:1

です。

硬質赤玉土:日向土:ゼオライト=5:4:1

※【2019/9/16追記】最近では、より排水性を高めるためにゴールデン粒状培養土は自分のメイン用土からは外しました。あってもいいと思いますが、「赤玉土・日向土・ゼオライト」の3つのみで、よりシンプルにしました。

硬質赤玉土

赤玉土
赤玉土にもいくつか種類がありますが、一般的な赤玉土では時間の経過とともに粒が崩れやすいので、赤玉土を焼成している「硬質赤玉土」を使うようにしています。

ただ、硬さによる基準があるわけではないので自然乾燥させている硬質赤玉土や、呼び名自体も「硬質」ではなく「上質赤玉土」「超硬質赤玉土」など様々です。

個人的には赤玉土にはそこまでコストを割いて上質なものを購入しなくてもいいのかなとは思いますが、粒ぞろいで硬めのものが選べれば良いのではないかなと思っています。

赤玉土のph(酸性度)は約6の弱酸性が多いので、赤玉土を使っているときはより酸性度の低い(酸性)の鹿沼土は使わないようにしています。

私が使っている赤玉土は、「硬質」とは書かれていませんが粒ぞろいで崩れにくい下の赤玉土です。

日向土(ひゅうが土/ボラ土)

日向土
日向土(ボラ土)は、火山砂礫(かざんされき)のひとつで、いわゆる肥料分を含まない「園芸用軽石」に分類されます。

農業を行う上では保水力が低くて役に立たない(※役に立たない=現地の言葉で「ボラ」)ので除去作業が行われていましたが、コーデックス栽培においてはその水はけの良さがメリットになります。

「硬くて潰れにくく、多孔質で排水・通気性が良く、無菌無肥料&他の植物の種子の混入が無い」という特徴を併せ持つので、コーデックス栽培に好んで使っています。

赤玉土に比べてもより硬く崩れにくいので、この日向土を一定量入れることで排水性をしっかり保つことができると考えています。

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ゴールデン粒状培養土

ゴールデン粒状培養土
ゴールデン粒状培養土は、赤玉土と日向土のみでは保肥性や保水性があまりにもなさすぎるので、より軽石に近く加熱殺菌済みで雑菌の混入の心配がない土として使っています。

粒土なので通気性を保ちつつ、根張りを良くさせるために混ぜています。

※【2019/9/16追記】現在は使っていません。

ゼオライト

ゼオライト

ゼオライトは観賞魚用の水質調整剤やろ過材などとして使われることが多いのでご存知の方も多いかもしれませんが、園芸に使う事で根腐れ防止効果保肥力の向上効果を発揮します。

特筆すべきは吸湿・吸水効果で、土の中に一定量混ぜることで土壌内の湿度が高すぎるときは吸湿をし、逆に乾燥しすぎているときは水分を放出することで用土内の湿度をコントロールしてくれます。

肥料成分の吸着もしてくれるので、用土内の湿度を上げすぎることなく栄養分を保持してくれる効果もあります。

私は比較的大きめのゼオライトをまとめて購入し、鉢底石として使っています。

※ゼオライトの効果についてもう少し詳しく記事にしました!

ゼオライト
植物を太く肥大させるのにゼオライトがおすすめな理由【個人的見解】コーデックスの実生栽培をしていて、大きく太らせるにはどうしたらいいのかと日々試行錯誤していますが、園芸愛好家さんで特に実生をメインでやら...

排水性を高めることのメリットと水やりの頻度

異変が起きた時にリカバリーしやすい

あくまで個人的な感想ですが、保水性があると水やりの頻度は少なくて済みますが根腐れの危険性が高まりますし、鉢の中の土が長期間湿っている状態というのは徒長だったり植物の不調の原因になりやすいように思います。

排水性が高いと「なんか調子悪そうだから数日水をあげないで様子を見よう」と思った時に1~2日単位で水やりの調節ができますが、乾きにくい用土だと土が完全に乾くまで4~5日、そこから水を断って2~3日で根が完全に乾くとなるとコンディション調節に1週間程度時間を要することになります。

「あれ、なんか様子がおかしいかも?」と思った時にはすでに手遅れな事も少なくないので、不調をいち早く感じ取った時に「根を乾かすという作業を短期間で実践しやすい」というのは排水性が高い用土のメリットだと思います。

アデニウム根腐れ
※根腐れを起こしていたアデニウム。幹がブヨブヨで掘り起こすとしばらく水をあげていなかったのに土が湿ってた

ネットや書籍で調べると「水やりの頻度は夏場は2日に1回~」などと書いていたりするところもありますが、正直これは当てにしない方がいいです。

だってその人が使っている用土・日当たりの良し悪し・使っている鉢の素材によって水やりの頻度なんていくらでも変わりますし、それぞれの環境に合わせて各自が調節する問題ですよね。

液肥を与える頻度を増やしやすい

これは私が現在実験的にやっていることなのですが、普通は夏場でも2週間に1度くらいの頻度で与える液肥(ハイポネックスなど)を、水やりの2回に1回を1000倍希釈液肥にしています。

「液肥の頻度を多くして太らせたい」と考えてのことなのですが、水はけが悪い(保水性の高い)用土だと、液肥を与える頻度が多すぎるとかえって植物が枯れてしまうことになりかねませんが、排水性が極端に高い用土の場合は鉢内の土がすぐに乾くので悪影響が少ないのではないかと考えています。

鉢内の土が常に湿っている状態よりも、「水やり⇔乾く」の繰り返しができるだけ早いスパンで沢山繰り返される方がいいと思っているので、そこに多めの頻度で液肥を加えてやるという感じです。

まとめ

私がコーデックス栽培で使う土は、「できるだけ排水性が高い」ことを中心に据えて選んでいますが、その理由は「異変が起きた時にリカバリーがしやすいこと」と「水やりのサイクルを早めることで大きく成長させやすい」という2点が大きなポイントでした。

排水性が高い土なら雨ざらしでも問題なく成長させやすかったりもしますし、おそらくコーデックスを太く立派に育ててる方は、日光たっぷり&水もたっぷり、でも根腐れはおこさせない絶妙のバランスでやっているのではないでしょうかね?

そのためには、やっぱり水を沢山あげても良いような排水性の高い土を中心に据えて、保肥力は少なくても液肥を与える頻度を増やすなどして成長を促してあげると良いのではないかなと思っています。

以上、私が土選びでポイントとして考えていることなどをまとめましたが、是非参考にしてもらえると嬉しいです。