メキシコ原産のウリ科イベルビレア属のコーデックス「イベルビレア・ソノラエ(Ibervillea sonorae)」は、園芸名では「笑い布袋」と呼ばれています。
種子を購入してみるもイベルビレア・ソノラエに関する情報がほとんどなく、その他のイベルビレア属と同様に育てていますが、ほぼ手探り状態。
特に実生栽培の記録となると皆無なので、私の実生栽培記録で有益な情報が提供できればいいのですが、、まぁ、チャレンジあるのみですね。
イベルビレア・ソノラエ(笑い布袋)の種子の購入
【種子の購入先】 Koehres, Germany
【種子の購入個数】5粒
【種子の購入時期】2019年3月
種子の購入はドイツのナーセリー「Koehres(ケーレス)」より。
イベルビレアの種子は国内では扱っている場所がほぼ無く、海外からの輸入が主になりそうです。
Koehresでは5粒で1パック、5.5ユーロでした。比較的高めのお値段。
イベルビレア・ソノラエの種まき~発芽
イベルビレア・ソノラエは発芽開始直後の写真を撮り忘れていたので、発芽から2週間ほど経過してからの撮影。
Koehresからきた種に同封されていたネームタグには「IBERVILLEA sonorensis」とありますが、sonoraeで良いと思います。(※Koehresは品種名が若干正式名称と違うことがたまにあります)
【発芽率】 2/5(40%)
【発芽観測】播種から4日後
【用土】 硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】 3月上旬
発芽率は5粒中2粒が発芽し、他のイベルビレア属の品種に比べて最も発芽率が低かったです。
種子のタイプ(好光性&嫌光性)がわからなかったので、バーミキュライトで軽く覆土しましたが、これに関してはさほど大きな問題なく発芽してくれました。
ソノラエ以外のイベルビレア属も同様に軽く覆土した状態で8割以上発芽したので、覆土が発芽率に与えた影響はあまりないと思います。
播種から3か月
播種から3か月、イベルビレア・ソノラエはウリ科の植物特有の蔓を伸ばしてわさわさと茂っています。
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塊根部分もしっかりと太くなってるようで、土を少しどけると膨らんでいるのがよくわかります。
その他のイベルビレア属の塊根と比べると、イベルビレア・テヌイセクタやイベルビレア・リンドヘイメリは塊根部が丸く膨らんでいますが茎は細いのですが、ソノラエは写真のように塊根部のふくらみから徐々に細くなるように茎につながっています。
※こちらはリンドヘイメリ。塊根部からキュッと細くなって茎が伸びています。
ここまで育ててみてわかったことは、かなり水を好むことと直射日光をガンガン当てた方がよく育つということです。
今の所水切れでしぼむことはないですが、かなり排水性の高い用土(硬質赤玉土・ゼオライト・日向土・ゴールデン粒状培養土のMIX)で育てているので、直射日光下ですぐに土が乾くので水やりの頻度は多めです。
葉や蔓が旺盛に茂るので、根から吸い取った水分も蒸散させやすいのでしょうか、塊根部がどんどん膨らんで成長も早いです。
下葉が少し枯れても、また別の部分から新たな葉を出すので、剛健で育てやすいと思います。
まとめ
イベルビレア・ソノラエは情報が少ない中で、実生栽培の記録がどの程度参考になるかわかりませんが、自分なりの方法と環境で現状順調に育っているのでこのまま継続して育てていきたいと思います。
不定期にはなりますが、少しずつ更新していきます。