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コーデックス&多肉

Dioscorea sylvatica/ディオスコレア・シルバチカの育て方【実生栽培記録】

ディオスコレアシルバチカ

ディオスコレア・シルバチカ(Dioscorea sylvatica)は、ヤマノイモ属のコーデックスでイモを大きくして蔓を伸ばすのが特徴的な品種です。

同じヤマノイモ属の「ディオスコレア・エレファンティペス(亀甲竜)」の方が圧倒的に有名なせいか、シルバチカの方はあまり情報が多くありません。

本記事では、自分の実生記録をベースに栽培方法の参考になるような情報がお伝えできればと思います。

ディオスコレア・シルバチカの種子の購入

ディオスコレアシルバチカ

【種子の購入先】 多肉植物ワールド
【種子の購入個数】5粒(+1粒おまけ)
【種子の購入時期】2019年2月

種子の購入は多肉植物ワールドです。

5粒購入して、1粒おまけで多めに入ってました。

ディオスコレア・シルバチカの種まき~発芽

ディオスコレアシルバチカ

【発芽率】 4/6(67%)
【発芽観測】播種から7日後
【用土】  硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】  2月下旬

種まきは2月下旬に行い、腰水で管理しました。

播種から発芽までに時間がかかったのには訳があるのですが、これもまた情報不足という所が一番の原因だったように思います。

ディオスコレアシルバチカは「夏型」のコーデックス

前述のシルバチカよりもポピュラーなアフリカ亀甲竜(ディオスコレア・エレファンティペス)が「冬型」のコーデックスであることから、シルバチカも冬型と勝手に決めつけていました。

ところが、活動状況がどうも「夏型」のコーデックスっぽいんですね。

それで色々調べてみると、とある種屋さんではシルバチカは「夏型」と解説しており、インスタのフォロワーさんもシルバチカは夏型っぽいと言っていて意見が一致しました。

成長期「夏」の管理

成長期である夏の間は、私は直射日光下で育ててしっかりと水やりをしています。

塊根部の成長には「水」と「肥料」がテキメンに効くので、蔓が生い茂っていて天気がいいうちは、ほぼ毎日か1日おき位に冠水して管理をしています(※天気がいい日は半日で土が乾くくらいの水はけの良い用土を使っています)

日光が好きなので日当たりを十分に確保するのがポイントで、日光不足になるとツルの成長と葉の間隔が間延びしやすくなります。

休眠期「冬」の管理

寒くなると葉を落とし始めるので徐々に断水をしていき、葉が完全に落ちたら水やりを完全にやめます。

私はこのタイミングで塊根を掘り起こして根を整理(枯れた黒い根を切り落と)し、乾いた土の中に塊根を植えこんで室内で暖かくなるまで保管します。

水やりの再開は、新芽が出てきたら少量ずつ再開します。

播種から3か月後(6月上旬)のシルバチカ

シルバチカ
ご覧になってわかる通り、梅雨入りを前にして気温が25℃~30℃になってきたとある日の一枚ですが、通常冬型のコーデックスなら葉を落としているであろうこの時期にわさわさと茂っています。

シルバチカ
実生開始から3か月でこの成長。土の中の塊根をほじくり返してみたくなりますが、グッと我慢して土の中で成長を見守ります。

まとめ

ディオスコレア・シルバチカは「夏型」のコーデックスであるだろうという事はまだ確定事項ではないですが、私を含め実生栽培をしている人の意見をみるとおそらく間違いないと思います。

季節ごとの成長の様子を記録することによって、その辺のサイクルも明確になってくると思うので、引き続き実生栽培記録は随時更新していく予定です。