こんにちは、金成コーデックスです。
コーデックスや多肉、サボテンなどを育てていて、特に国内で流通が少ない珍しい品種を育てたいと思った時に「海外からの個人輸入をする」という方法があります。
海外から株や種子を輸入する際に、日本国内の業者がよく輸入しているサイトや個人輸入に向いたサイトなど様々ですが、個人輸入する際には「植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate)」が必要だったりと手続き上で注意すべき点がいくつかあります。
詳しくは、たわし集めさんの以下の記事をご覧になると分かりやすいのでおすすめです。
https://tawashiatsume.hatenablog.com/entry/2021/04/11/190245
細かな手続等の情報で注意すべき点は沢山ありますが、そういう手続き云々ではなく「このサイトは詐欺サイトなのではないか」という視点も持ってほしいのです。
「自分の欲しかった植物の種子や苗が見つかった!」と歓喜するのはわかりますが、購入前に一度一呼吸おいて、怪しいサイトではないかどうか調べるという行動をとっていただきたい。
そこで本記事では、私個人の経験とSNSで種子の個人輸入をして騙された経験のある方の意見などをまとめて、他の方が個人輸入される際に騙されることのないように注意喚起できればと思い、怪しいサイトやその見分け方などについてご紹介します。
1)当記事は、私個人の経験とネット上で公開されたりSNSで寄せられた情報をまとめたものであり、各販売業者の情報や信憑性を保証するものではありません。
2)当記事で紹介しているサイトは詐欺サイトであると断定しているわけではなく、あくまでもその疑いがあると思われるとして掲載しています。もし購入を検討しているのであれば自分自身で販売業者にコンタクトをとって、情報の正確性や商品の確実性をご自身で確認するようにしてください。当記事によって被るいかなる不利益に対しても、サイト運営者及び当サイトは責任を負いません。
3)当記事に掲載された業者から掲載の中止を希望する申し入れがあった場合、その旨を記載し掲載を中止します。
4)当記事は新しい情報が入り次第、適宜、追記と修正を行います。3)以外で第三者から記事内容に関する修正や掲載中止を求められた場合、状況に応じて対応致します。
5)当記事で掲載されているサイト以外に、購入した種子が届かない、間違いではなく明らかに(故意に)違う種子が送られてきた等、注意喚起すべきサイトをご存知の方は下でご紹介する私のTwitterにコメントをください。
そういえば海外から種子を輸入したことのある人で、明らかな詐欺サイトだと断言できるところをご存知の方がいたら教えていただきたいです。
私も引っかかったことがあるのですが、個人で種子輸入をする人が同様の被害に遭わないようにブログにまとめたいです。
— 田舎センセイ (@inakasensei) July 10, 2021
海外から植物の種子や苗を輸入する時に注意した方が良いかもしれないサイト
1.africa-seeds.com(アフリカン・シーズ)
私自身が(怪しいと思いながらも)実際に購入して被害に遭ったサイトです。(※リンクを掲載しないのはあえて当該サイトの評価につながるような行為をしたくないためです。ご了承ください。)
被害に遭ったといっても数千円程度ですが、今後の教訓として、また他に騙される人が出ないでほしいので情報として載せるために敢えて購入してみたサイトです。
・購入したのは「Othonna hallii」の種子
・購入後にメールに添付された追跡番号が使えない
・返金・返品できるとあるが、問い合わせへの返事は一切なし
・1か月以上経過して種子が届くも、完全に乾いた種子かどうかも怪しいカスのようなもの
・Phyto添付は無く「Cat accessory」として届いた
・Instagramでコメントに当該サイトのリンクをスパムのように送ってくる
実は、怪しい点は数多くあって、
例えば、自分たちで植物の種子を採取しているにもかかわらず、植物の親株の写真は他サイト(ストックフォト)で使われているものを流用していたり、
さすがにその種子は出回ってないでしょう?っていうような、明らかに栽培株ではない流通量の少ない種子の在庫がある(しかもかなり安い)
極めつけは、「送料無料」
いや、種子といえど海外に種子を販売していて送料とらないっておかしすぎますよね。
箇条書きにもまとめましたが、しっかりとした業者で海外に発送しているのであれば植物検疫証明書やCITESの証明書の添付の有無は絶対に明記してあるはずです。(※日本で植物検疫証明書がついていない種子や苗の輸入は税関で(見つかれば)没収されてしまいます&最悪密輸入している可能性があるとみられてブラックリストに載ってしまいます)
上記の件に関しては、我が家には「猫のオモチャ(Cat accessory)」として中身を偽装して届けられたので、もし開けられていたら最悪私がブラックリスト入りしていたかもしれず、購入した種子が手に入らない以上のリスクがあったわけですよね。
他にも購入して種子が届かなかった経験をされた方がいらっしゃいました。
注文したことあります。
数千円で被害は少ないですが
PayPalに相談したら追跡番号教えてくれたんですが、偽の番号で全然違う所に行きました。
それの中身も何かはわからなかったんですけど。
その後直接メールしても反応無い感じです— ヨーヘー (@83IVYcjYQqRb5b0) July 10, 2021
このほかにも、当該サイトについての過去ツイートに「そのサイトは写真が他サイトから流用されているので個人的に詐欺サイト認定してます」とか、海外から「Be careful, it’s a fake site」というコメントをいただきました。
他にも、冒頭でご紹介した、たわし集めさんは以下のように仰っていてやはり怪しいサイトだとにらんでいたようです。
そこは1、2年くらい前にポッと出現しましたが、怪しい点が複数あってまともな業者ではないと思ってました。
やはり詐欺系でしたか……
— たわし集め Tawashi-Atsume (@tawashiatsume) July 10, 2021
このたわし集めさんの一連のツイートは、怪しいサイトを見分けるうえでポイントになる点が多いので、是非ご覧ください。
怪しいサイトかどうか見分けるポイントと対策
購入する前に立ち止まって確認して欲しいポイント
私が考える怪しいサイトかどうか見分けるポイントをいくつか挙げます。
①植物検疫証明書(Phyto)やCITES書類の発行に言及していない。もしくはその手数料を取っていない(※少なくとも数千円から2万円弱位の手数料がかかるので、その書類代を取らないのは怪しい)
②(写真が掲載されているならば)植物写真のバラつきの有無(どこかから持ってきた第三者の写真を使っていないかどうか)。
③実在する業者かどうか怪しい(※SNSのリンクが切れている、電話番号が架空の番号もしくはサイトに記載されている住所と電話番号の国が違う)
④販売色が強い、SNSのDMなどで営業をかけてくる(※種子買わない?って営業をかけてくるまともな業者を私は知りません)
海外から日本に植物の種子や苗を輸入する際に植物検疫証明書(Phyto)が必要なので、そこに言及していないのは怪しいですし、言及していたとしてもその書類代の手数料を取っていないのはよっぽどでない限りあり得ないと思います。その書類だけでかなりの金額になるのでまともな業者なら手配してくれますし、できない場合は「植物検疫証明書の発行はしてません」と書いてあることがほとんどです。
そもそもPhytoが無いと送還or破棄されてしまうので、詐欺サイトかどうかにかかわらず種子が手元に届かないというリスクがあるので、海外から種子を輸入する際は確認するようにしましょう。
怪しいサイトかどうか気になった時のアクション
1.購入したことがある人がいるかSNSで聞いてみる
SNSを利用している人であれば、特にtwitterなどで怪しいサイトかもと疑ってる業者から購入したことがある人がいないか尋ねてみるのも一つの方法です。
購入したことが無くても怪しいと感じている人がいればアドバイスをもらえるかもしれませんし、特に問題なく購入できている方がいれば安心です。
2.植物検疫証明書を発行しているかどうか直接確認してみる
前述のとおり植物検疫証明書の発行が植物の個人輸入には必要なので、サイトの連絡先情報の所から直接「植物検疫証明書の発行はしてますか?」と聞いてみましょう。「Can you ship it to Japan with phytosanitary certificate?」とかでも聞けばOKだと思います。
返信が来なければ言わずもがなで怪しいですし、発行しているけど手数料いらないよなんて返信が来た場合でも怪しみましょう。
3.サイトで使用されている写真がオリジナルのものか調べてみる
自分たちで植物を栽培・種子の採取をしている場合は、親株の画像なども自分たちで撮影できるはずです。1で紹介しているサイトに関しては、以下のような意見ももらえました。
Oh yeah, that site seemed terrible when I found it before. You can tell it’s a scam because it uses stock photos and incorrect information or copied from other websites. Also they sell seed for plants not found in cultivation
— Der-shing 德馨 Helmer
(@shingworks) July 10, 2021
“(意訳)前に見た時確かにそのサイト酷かった。情報も他のサイトからコピーしてるし内容も間違ってる、使われてる写真もストックフォトの物だし詐欺サイトって言っていいと思うよ。それに栽培されていない植物の種子も売ってる。”
他の方も教えてくださいましたが、植物の画像などをストックフォトなどの画像を使っている場合は怪しさ満点です。画像を掲載していないちゃんとした業者も数多くありますが、画像を載せているのにもかかわらずその画像がストックフォトにあるものであれば疑いは逆に深まりますよね。
類似画像検索の方法については、こちらに詳しく載っています。
4.BCSSフォーラム(British Cactus and Succulent Society)でサイト検索してみる
海外から種子を個人輸入しようとしている方であれば、多少は英語に抵抗があると思いますのでBCSSフォーラムで購入者のやり取りが無いか検索してみるのも一つの方法です。
以下は1のサイトについて、BCSSフォーラムで話されている内容です。(※英語)
https://forum.bcss.org.uk/search.php?keywords=africa-seeds.com
「所在地がナミビアのはずなのに、郵送物がラトビア発送になってるんだけど」とか「トラッキングナンバー発行されたけど実在してないし、質問したけど返信もない」など色んなやりとりが見れます。
日本では個人で種子の輸入をしている人もさほど多くないですし、情報自体が少ないので思い切って海外の植物フォーラムのやり取りを覗いてみた方が良い場合も多いです。
まとめ
当記事では、個人での海外輸入で被害に遭った、騙されたなどの情報が入り次第随時追記を行っていきます。
自生地の植物が減り希少植物の価格が高騰していくと、人間の所有欲につけこんで騙そうとするサイトも出てきます。よくよく考えると怪しいのですが、立ち止まる前にポチってしまう事も少なくないんですよね(※これは自戒を込めて書いてますw)
実生栽培を楽しむ人が増えてほしいと考えているので、当然このような怪しいサイトに騙される人が極力減ってくれるよう願っていますし、当サイトがその一助になれば幸いです。