イベルビレア・テヌイセクタ(Ibervillea tenuisecta)は、メキシコやアメリカのテキサス、アラバマなどの砂漠に自生するウリ科のコーデックスです。
自生地では平べったい直径35センチほどのサイズになるようで、茎は3mほどの長さにまで延びます。
別品種のイベルビレア・ソノラエ(笑い布袋)よりは実生栽培に関する情報があるようですが、マイナーなコーデックスであることには変わりないようです。
イベルビレア・テヌイセクタの種子の購入
【種子の購入先】 Koehres, Germany
【種子の購入個数】10粒
【種子の購入時期】2019年3月
種子の購入はドイツのナーセリー「Koehres(ケーレス)」より。
Koehresでは10粒で1パック、6.6ユーロでした。Koehresで販売しているイベルビレア3品種の中では1粒あたりの価格は最も安い。
イベルビレア・テヌイセクタの種まき~発芽
【発芽率】 6/10(60%)
【発芽観測】播種から4日後
【用土】 硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】 3月上旬
発芽率は10粒中6粒が発芽し、60%とそこそこの発芽率でした。
発芽開始までのスピードも普通で、特に発芽させにくいという感じはしませんでした。
覆土は軽くして、腰水で管理して4~5日目で発芽し始めた株は、かなりの勢いで葉を展開していきました。
成長は早いと思います。
播種から3か月
イベルビレア・テヌイセクタの播種から3か月後の成長は上の写真の通り。
播種から2か月目くらいで植え替えを行い、用土は「硬質赤玉土」と「日向土」「ゴールデン粒状培養土」「ゼオライト」のMIXです。
他のイベルビレア属同様に日光を好み、直射日光下で育てても葉焼けなどは一切起きませんでした。
ただ、ウリ科のコーデックスは寒さに弱いので、2019年の初夏の寒さにやられて少し葉が黄色くなってしまった部分があるので、太陽が出ていないときは基本室内管理で過ごしました。
蔓の伸びは早いように感じますし、すこし下に垂れ下がるように伸びているのは、葉が大きめで重いからでしょうか。他のイベルビレアに比べて下に垂れ下がる蔓が多い気がします。ソノラエは結構上向き。
まとめ
ウリ科のコーデックスは育てやすいことが分かりましたが、寒さに弱い分冬の管理の方が注意が必要かもしれません。
継続して更新してまいります。