こんにちは、金成コーデックスです。
連日暑い日が続きますが、夏型コーデックスにとっては成長の機会となる大事な期間ですよね！
ただ、実生初心者にとってこの成長期となる夏の暑さというのは、コーデックスを枯らしやすい危険な季節でもあると思います。
かく言う私も、はじめは「アフリカやマダガスカルなどの暑い地域の植物なんだから、日本の厚さなんてどうってことないでしょ！」と直射日光のもとに株をさらしては一日で枯れさせてしまった経験もあります。
それは直射日光のせいというよりは、直射日光によって温められた鉢内部の温度がかなり高温になり、まずい水やりのタイミングなどによって鉢内が蒸しあがってしまったせいでした。
そう、鉢内部の温度って見えないんです！
そこで当サイトでいくつか実験をしたいと思い、鉢内部の温度を測定するための温度計を購入したのでレビューをします。
デジタルLCD温度計を格安で購入！
購入したのは4つ入りで約1000円という、こちらの超格安LCD温度計。
私がこの温度計を購入したのはこちらの実験をするためでした。
LCDとは「liquid crystal display」の略で、液晶表示ディスプレイのことです。
一目で温度が確認できるのがメリットですが、電池で動くので電池がないと使えないのがデメリット。この商品には電池が最初から入っているので別途電池を購入する必要はありません。
プラ鉢の色によって鉢内部の温度にどの程度温度差ができるのかを見るために、軽量のプラ鉢でも倒れないような「小型温度計」で、「同じものが複数個」入っていて、且つ「それぞれの温度計の誤差が少ないもの」という条件で探していました。
そして見つけたこの商品。
ボタン電池を利用したデジタル温度計で、1つあたり250円程度と超格安。
これがあれば、例えば「温室内の異なる場所での温度差を測って、サーキュレーターで空気を循環させるべきかどうか」を調べたりすることも出来ます。
私のように実生愛好家になると沢山の鉢をお手製のコーデックス棚に並べて育てることもあると思いますが、上の段と下の段でどうしても温度差ができてしまったりして管理が難しくなってしまったりしやすいんですよね。
そんな時に、誤さの少ない同じ型の温度計が複数あると、環境ごとの温度の違いを比較しやすいので助かります。
100均(ダイソー)で棒状の温度計を探しても、調理用の油の温度を測る用の大きい物しかなく、手ごろな温度計を探していたのでした。
温度の誤差は±0.2～0.3℃
一番大事なのは測定誤差ですが、同じ環境に置いた場合の4つの温度計の誤差は±0.2～0.3℃でした。
値段を考えると許容範囲の誤差と思いますし、これを水銀時計のような棒状のものを目視で温度測定したとしても起こりうる誤差のようにも思います。
あまりコスパだけで良し悪しを考えるのは好きではないんですが、この値段でこの精度なら十分に使えますよね。
Amazonの商品レビューをみると、誤差の範囲が0.7～0.8℃位あったという人もいたので、私の商品の誤差が少なかったのはラッキーだったのか、その方が不運だったのかはわかりませんが、可能性としてはもう少し誤差が大きい場合もあるかもしれません。
サイズ感も手ごろで邪魔にならず園芸用としては使いやすい
園芸用の温度計(土の温度を測る商品)は色々とありますが、現地球株のウン十万～ウン百万もする大きな鉢でなければそこまでの測定精度も必要ありません。
かえってプレステラくらいの小さい鉢内部の温度を測定するには、プローブ部分が小さい商品の方が使い勝手がいいように思います。
その点ではこの温度計は、3cm×3.5cm(実測値)、32gと小型＆軽量ですので、重さで鉢が倒れる心配もないのが良かったですね。
まとめ
大切に育てている植物の鉢の内部や温室の場所ごとの温度を計測したい時に便利な小型デジタル温度計についてレビューをしました。
価格相応の温度測定の誤差はありますが、サイズや使用感はとてもよく、とにかく値段が安価だったのが良かったです。
鉢内部の温度の比較実験をする目的で購入しましたが、その後は温室内部の温度測定に使おうと思います。
