モモルディカ・ロストラタ(Momordica rostrata)は、ウリ科のコーデックスで大きく育った塊根がオレンジの色味を帯びてくるゴツめの塊根植物です。
タネから実生株を育ててみると塊根部分の成長がとても面白く、特に塊根部分の太るスピードや色が特徴的だなと感じますね。
剛健で成長も早いモモルディ・ロストラタの育て方と成長記録をまとめます。
モモルディカ・ロストラタの種子の購入
【種子の購入先】 Koehres, Germany
【種子の購入個数】10粒
【種子の購入時期】2019年3月
種子の購入はドイツのナーセリー「Koehres(ケーレス)」より。
ウリ科のコーデックスの中では比較的流通量の多い品種だとは思いますが、Koehres以外では見かけたことがありません。
種子の模様がカメムシを真上から見たときのようで、硬く平べったい、あまり他では見ないような形状をしていました。
色が白っぽいものやかなり黒っぽいものなどがあり、鮮度などの状態をどのように判断すればいいのかわかりにくかったですね。白っぽい方が鮮度がいいのかな?
モモルディカ・ロストラタの種まき~発芽
【発芽率】 2/10(20%)
【発芽観測】播種から12日後
【用土】 硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】 3月上旬
発芽率は10粒中2粒が発芽し、発芽率わずか20%でした。
種子の外殻が硬いタイプなので、半日程度ではなく長めにメネデール希釈液&ベンレート希釈液に浸せばよかったかもしれません。
発芽自体もやや諦めかけたときに1つ、2つと出てきたので、私の発芽環境がやや合っていなかったように思います。
室内管理(温度平均20度)で発芽せず、直射日光が当たる屋外に置いたら発芽し始め、やや高めの温度で発芽のスイッチが入ったようなので、発芽温度は高めなのかな?
私の場合ではありますが、発芽までに時間がかかったのでもし思ったように発芽しなくても、少し環境を変えてみることによって発芽するものがあるかもしれませんので、諦めずに経過をよく見ておくといいと思います。
上の写真は発芽から2ヶ月ほどですが、上に伸びるのがめちゃくちゃ早いですね。
播種から3か月後:植え替え
プレステラの中でなぜかくっついて成長していた2本のロストラタ。
3ヶ月も経つと流石にツルが絡み合ってきたので、個別の鉢に植え替えを行いました。
写真右が最初に出た1本で、左はそのさらに1週間後に出たもの。
根は細いですが全体に広がるように伸びています。寄せ植えをすると結構絡まりやすいですね。
まだ発芽から3ヶ月程度なので、出来るだけしっかりと土の中に埋めて塊根部分を大きく育てられるようにしました。
ただ、しっかり埋めたつもりなんですけど、この段階では塊根部分と茎の部分の境目がわからないので、もしかしたら枝が生え始めているあたりまでが塊根部分なのかもしれませんね。
まとめ
現時点までのモモルディカ・ロストラタの実生経過でした。
ひきつづき成長に変化がで次第追記・更新を行なっていきます。