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オトンナ/Othonna

Othonna clavifolia / オトンナ・クラビフォリアの育て方【実生栽培記録】

オトンナクラビフォリア 種子

こんにちは、金成コーデックスです。

冬型のコーデックスのオトンナ(Othonna)の中でも、特に流通も多く、多肉質の葉が人気の「オトンナ・クラビフォリア」(※現在ではClavifoliaはOthonnaではなく、Crassothonna属になっています)

私はクラビフォリアでオトンナの実生をスタートさせましたが、普段よく実生するパキポやアガベとは違って少し「温度管理」と「栽培環境(用土など)」に気を使うなと感じました。

オトンナの中では種子が手に入れやすい品種なので(※現地球は希少です)、オトンナの入門編としておすすめですよ!

オトンナ・クラビフォリア/Othonna claviforliaの実生栽培記録

オトンナ・クラビフォリアの種子の入手

 

 
 
 
 
 
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オトンナ・クラビフォリアの種子は比較的流通量が多いですが、一般的な種子販売サイトでは取り扱っていない場合が多いです。

一番簡単なのがメルカリやヤフオクなどで購入する方法ですが、種類も豊富で交雑しやすい品種なのでその辺はややギャンブル的なところもあるかもしれません。

確実にクラビフォリア同士で交配したことが確認できれば安心です。

オトンナクラビフォリア 種子
※水を吸うとゲル状の物質に包まれるのはオトンナの種子の特徴。こうなるのは発芽能力がある種子の見極めにもなる

実生株の流通も多く、環境によっては播種から半年足らずで花芽をつけることもあるので、自分で種子を取るべく親株になるクラビフォリアを2株以上確保するのもアリですね!

我が家のクラビフォリアは、信頼できる方から譲りうけた種子からスタートしました。

オトンナクラビフォリアの種をまく【播種方法】

 

 
 
 
 
 
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私はクラビフォリアに限らずオトンナの種子は全て「低温湿潤管理」という方法で前発芽処理を行います。結果的にこの処理の過程で発芽がスタートするので、あとはその種子を用意した用土にのせるだけという形になります。

低温湿潤管理については以下の記事をご覧ください。

発芽能力がある種子であれば、我が家の場合は上記処理にて3日以内に発芽(発根)が確認できています。

播種後4か月 花芽をつける

 

 
 
 
 
 
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冬型のオトンナ・クラビフォリアは春 or 秋に播種するのが一般的ですが、低温湿潤処理では年中発芽させることが可能です。

我が家のクラビフォリアは春に蒔いたものが約4ヶ月で花芽をつけるまでに成長いたしました。ただし、室内温室のLED栽培で育てたので夏の時期にも休眠はせずに成長し、秋のはじまり位に開花が始まっています。

早ければワンシーズンで花が咲くのは想像以上のスピードですが、多水栽培だったせいもあって葉は細く伸びて徒長しています。

本来ならば丸いボールのような葉になって欲しいのですが、成長を急いだこともあって形が崩れてしまってるのが残念なところです。

丸葉にするコツがあるのかもしれないと、綺麗なクラビフォリアを育てている方に質問したら以下のような回答が返ってきました。

葉のない輸入球をこれまで育てましたがずっと丸葉です。ハウスで育てられた別の株を同じように栽培してますが丸葉になりにくいので遺伝の要素もあるのかもしれません。葉を全部落として作り直せば結果は変わるかもしれませんがその勇気がないです笑

— tsuu★*.ツーさん (@tsuu214) October 2, 2021


確かにでっぷり太った塊根に付いた丸葉のクラビフォリアは、輸入された現地株では見かけますが、実生株で真ん丸に育てているのはあまり見たことがありません。

ただきっと育て方で間違いなく違いは出ると思うので、極力丸い葉を出せるように環境を調節して色々試してみたいと思います。

土、水、風、光など考えるべき点は沢山ありますが、きっと形を崩さずに上手に育てられている方はいらっしゃるはずなので、自分もそこを目指していきたいと思います。

Othonna(Crassothonna)Clavifoliano栽培についての注意点

Othonna Clavifoliaは、流通量が多く見た目もかわいらしいので、Othonnaの最初の品種として育て始める人が多いかもしれません。

しかし、実際に育てて年々感じる「実はOthonnaの中でも枯らさずに育てるのが難しい部類なんじゃないか」という事実。

ただし、室内の安定した温度&湿度の中で育てる分にはそこまで難しくはないのですが、屋外やビニールハウスなどある程度気温や湿度の変化がある中で育てる場合は、ほんのちょっとした水やりのタイミングや菌の侵入などによって葉の付け根部分から腐り始めることがありました。

特に我が家では2022年ー2023年の冬越しの間におよそ90%のクラビフォリアの冬越しに失敗して腐らせてしまいました。

他のOthonna属のどの品種も無事に冬越しで来たのにもかかわらず、クラビフォリアだけはほぼ全滅。

比較的厳しい栽培環境をあえて実践したところ、耐えられなかったのがクラビフォリアだけだったんです。

以上の点からも、長くお気に入りのクラビフォリアを枯らさずに育てるためには、真夏&真冬の環境に注意が必要で、特に低温時の過湿、高温時の蒸れには注意が必要だと思います。

まとめ

本記事ではオトンナクラビフォリアの実生栽培記録をまとめました。

栽培経過に変化が出た時には記事を随時更新していく予定ですが、より頻回の更新はインスタグラムやツイッターなどで行うので是非そちらもフォローいただけますと幸いです。

また、私のオンラインストア「植物とアートのお店」において、自家採取の種子を販売することもございます。

趣味の延長で行っている栽培なので、種子の数に限りがございます。購入をご希望の方はサイトをフォローいただけますと、商品を追加した時にお知らせをいたしますので是非よろしくお願いいたします。(※サイトのフォローはBASEのアプリにて行う事が可能です)

Noah’s ART Official store 植物とアートのお店