オトンナ/Othonna

Othonna cacalioides / オトンナカカリオイデスの育て方【実生栽培記録】

オトンナカカリオイデスの種子

こんにちは、金成コーデックスです。

私が最初にオトンナに興味を持ったのは「Othonna cacaliodes/オトンナカカリオイデス」という非常に高価な”芋”がきっかけなのですが、同じような方も多いのではないでしょうか。

種子も実生株も高値で取引されていて、簡単には手に入らないしとにかく人気がある品種なのである所にはあるのでしょうが、流通量としてはそんなには多くない印象です。何より高額なのが理由ですね。

数あるオトンナの中でも(一般的に日本で流通している品種の中では)1,2を争う価格&人気です。

私も実際に育ててみてその人気や高額な価格の理由が少しずつ分かってきました。本記事ではそんなオトンナカカリオイデスについて、実生栽培の経過を記録していきたいと思います。

オトンナ・カカリオイデス/Othonna cacaliodesの実生栽培記録

オトンナカカリオイデスの種子の入手・購入方法・販売・相場

オトンナカカリオイデスの種子は、流通量は少ないですが見かけないほどではありません。以前は5粒で1万円位していたのですが、今は流通量もう増えているようで真夏以外のシーズンであればメルカリヤフオクで(タイミングさえ合えば)購入は可能です。

種子の価格の相場としては、1粒あたり800~1000円位でしょうか。

これも流通量によって変化すると思いますが、以前のように1粒2000円のようなことはないでしょう。

オトンナの種子を扱うサイトは海外でもあまり見かけないので、英語で詐欺サイトかどうかの見極める自信がある方はチャレンジしても良いかもしれませんが、できるだけ国内のオークションサイトやフリマサイトで購入するのが無難だと思います。

願わくば当サイトで管理しているオンラインストアで自家採取種子を販売できるように目指していますが、親株の成長次第なのでもうしばらくかかりそうです。

オトンナカカリオイデスの種子をまく|播種環境と発芽の方法

私はオトンナカカリオイデスは別環境でこれまでに2度播種をしました。

①春(3月)に輸入種子を通常播種(腰水管理)
②秋(9月)に冷蔵保存していた種子を低温湿潤管理で発芽させた後に播種

実際にこれまで播種してみてきて分かったことは、カカリオイデスの発芽適温は当初15℃~20℃と見込んでましたが、想定よりももっと低い5~10℃位の方が発芽するのではないかということです。

オススメは「低温湿潤管理」で発芽させる方法で、私の場合は4/5(8割)の発芽率でした。(※ちなみに①は1/10で1割の発芽率。気温が20℃位の時に2か月かかって1つだけ発芽)

低温湿潤管理による発芽方法についてはこちら↓

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上記リンク内の記事にも書いていますが、オトンナの自生地の環境は朝も夜も霧などでビショビショなうえに寒いそうなので、湿らせて冷蔵庫で保管する発芽方法は案外自生地の状況に近いのかもしれません。

用土は、以下のような観葉植物や多肉・サボテン用の培養土に、川砂や籾殻燻炭を混ぜ込んだものをベースにして、表土は藻が生えにくい赤玉土細粒を敷き詰めて腰水管理で育てています。

幼苗期を腰水&室内LEDで管理する場合は、表土に鹿沼土が多くあるとアオミドロや藻の発生につながりやすいので注意しましょう♪

実生開始から3か月

上の株は実生開始から約4ヶ月くらい経った春まきのカカリオイデス。

常時室内管理でLED(12時間/日)と送風(18時間/日)で育てていました。カカリオイデスは成長が遅いので、通常春まきだと夏場に成長が止まると思うのですが、室内管理だったこともあって順調に成長していると思います。

実生開始から4か月【開花】


播種から4か月が経過して、想定よりもかなり早く開花しました。

カカリオイデスは種子の自家採取で数を増やしていきたかったので、この段階で親株をヤフオクで購入して相方を迎え入れたのですがまだ結実には至っていません。

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上記記事でオトンナの自家受粉について考察しているのですが、今の所自家受粉はクラビフォリアで成功してますが、カカリオイデスは出来ておらず。

オトンナにはいろいろな種類がありますが、中でもカカリオイデスは親株がいくつか揃っていても、ある程度充実した株じゃないと受粉の成功率が低いような気がしています。なかなか種ができない。

実生株や種子ですら高額な理由が分かる気がします。

まとめ

本記事ではオトンナカカリオイデスの実生栽培記録についてまとめました。

低温湿潤管理をすることで、ある程度新鮮で発芽能力のある種子であれば発芽させるのがそんなに難しくないことが分かったので、ある程度栽培環境が整った方であれば種子を購入してまけば小さな実生株を高いお金出して購入しなくても済むかもしれません。

私自身も種子の自家採取をして、実生株を増やすところまでできればオンラインストアでの販売もしていきたいと思っているので、引き続き育苗を頑張っていきたいと思います。

実生記録については進展があり次第更新いたしますが、SNSの方が更新頻度が早いのでそちらもフォローいただけますと安心です。

種子の入荷や販売情報につきましても、オンラインストアをフォローいただくかSNSの情報を確認くださいますと便利です。

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