※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

コーデックス&多肉

Pachypodium baronii/パキポディウム・バロニーの育て方【実生栽培記録】

バロニー

パキポディウム・バロニー(Pachypodium baronii)は、マダガスカル産パキポディウムの中でも最も古くから知られる品種で赤い花をつける珍しい品種です。初めてパキポディウム属に登録されたのはこのバロニーだそうですよ。(※参考:isla del pescado)

バロニーに興味をもって調べている方には周知の事実ですが、ワシントン条約(CITES)では附属書Ⅰに分類されていて商業目的のための国際取引が禁止されていて大変希少な品種です。

CITESⅠのパキポディウム

P.baronii/P.decaryi/P.windsorii/P.ambongense

ちなみにですが、国内取引に関しては「種の保存法」が適用されるので、CITESⅠのバロニーなどは他人に譲渡したり、貸したり、売ったりしても罰則の対象になりますし、購入したり、借りたり、もらったりしてもダメです。これはたとえ家族間でも同じです。かなり厳しいですね。

ただし例外があって、学術研究・繁殖目的で許可を得たものや、あらかじめ登録を受けたもの、一部の科を繁殖させたものは商用取引OKとされていて現在日本で流通しているCITESⅠのパキポディウム達はその流れで輸入されたり、国内繁殖されたものがほとんど(のはず)です

そのような正規のルートで増やされ、採取された希少な種子を運良く手に入れることができたら大切に育てたいですね。

パキポディウム・バロニーの種をまく~発芽

バロニー
パキポディウムの基本的な育て方は、下記の記事にまとめていますのでこちらをご覧ください。播種前の種子の処理や用土、発芽環境についてご紹介しています。

パキポ
パキポディウムを種から育てるコツ【種子の購入~発芽まで】パキポディウムは、比較的簡単に種子を入手することができるので、初心者でも実生を始めやすい品種なのですが、種子がカビやすいなど失敗しやすいポイントがいくつかあります。本記事ではパキポディウムを種から育てて発芽させる方法について解説します。...

【発芽率】 約75~80%
【発芽観測】播種から5~20日後
【用土】  硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】  4月上旬

パキポディウム・バロニーは、これまで15種類以上のパキポの実生を行ってきましたが、発芽率が悪いとか発芽させにくいというよりは、他品種のパキポに比べて発芽のトリガーになる環境が少し違うように感じています。

初めてバロニーの実生を行った時は、他品種(グラキリスなど)であれば播種から1~2日で動き出す種子があったのにバロニー(※ウィンゾリーも)は3~4日経過しても反応が無かったので、環境を変えたり試行錯誤しました。

結局、マダガスカルの中でも特に温暖な地域に自生するバロニーは発芽温度が高いのだろうと判断して途中でヒーターで加温したり、蒸れすぎているのかもしれないと腰水管理中の上蓋を外したりして5日から3週間程度の間でバラバラと発芽してくれました。

おそらく種子の鮮度などの問題もあるのでしょうが、まずは通常のパキポディウムの発芽環境と同じにしてみて、それで種子に反応がないようでしたら少し環境を変えてみるというのが良いのかもしれません。

また、グラキリスなどでは播種から10日もすれば発芽するのとしないのがはっきり分かれる(その時点で発芽していないのは大体もう発芽しない)と思うのですが、バロニーやウィンゾリーなんかは2~3週間後に発芽しだした個体もあったのであきらめずしばらく見守ってみましょう。

播種から2か月

パキポディウムバロニー実生
バロニーは発芽直後からひょろひょろと縦に長く伸びるので、徒長してるのではないかと心配になりますが大体他の方の実生記録を見ても同じような経過をたどっているようです。

種まきから2か月が経過し、そこそこがっちりとしてきて樹皮にはややひび割れ模様も見れるようになりました。

本葉が4枚くらいでたのでプレステラの寄せ植え状態から鉢上げし、用土は硬質赤玉土日向土ゼオライトのMIXにしています。

鉢上げ後もしばらくは室内で植物育成用LEDライトで管理をし、徐々に日光での生育に切り替えていきました。

実生3か月後

バロニー実生
実生3か月目に入りましたが、先月とさほど成長に変化は見られず、やや本葉が大きくなっている株が目に付くくらいでした。

この段階では全て完全にLED栽培から日光に切り替えていますが、長期間不在にする予定があり午前中だけ直射日光が当たる廊下に3週間放置することになりました。この写真は留守にする直前のものです。

実生4か月半後

バロニー実生
実生開始から4か月半経過しての様子ですが、2鉢あるうち右がBaroniiで左がWindsoriiです。バロニーの方が上に伸びるせいかやや背が高いですが現状さほど差はみられず。

3週間ほど日当たりのいい窓際に置いていたせいか、一気に葉が成長していました。

その後は完全に屋外管理にして、日差しが強く過剰な暑さになりそうなときは遮光50%のネットの中で育てました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

金成コーデックスさん(@kannaricaudex)がシェアした投稿


横に生長するというよりは、縦に生長しつつ葉がかなり茂ってきているので、隣の株と重なり合っています。

バロニー
樹皮もひび割れてきてバロニーらしさも強くなってきました。トゲも太く短いのがびっしり生えてるので、うっかり触るとすでにかなり痛いです。

まとめ

本記事ではパキポディウム・バロニーの実生経過をご紹介しました。

引き続き成長に変化がみられたら随時更新していきます。