パキポディウム・フィヘレネンセ(Pachypodium Fiherenence)は、マダガスカルに自生しているパキポディウムの1つで、正式名称が「pachypodium lamerei var. fiherenense」」なので、ラメリーの変種とされています。
私が育ててきたパキポの中でも群を抜いて種子が大きく、生長も早く、そして丈夫。
いつも参考にしているisla del pescadoさんでも、
基本種に比べ、幹が樽のようにむっちりと太るところが大きな特徴です。
小さな株のうちから旺盛に仔株を吹きます。
とありますので、丈夫で成長が早く、むちむちで仔株がたくさん吹くパキポが好みの方はフィヘレネンセはおすすめでしょう。
パキポディウム・フィヘレネンセの種子の購入
フィヘレネンセの種子はパキポディウムの中でも普通~安めの価格で購入でき、流通量も少なくないので手に入りやすいと思います。ただし、ややマイナーな品種で取り扱い自体が無い販売店さんも結構あります。特にメルカリなんかの個人売買ではあまり見かけないですね。
【種子の購入先】 Koehres, Germany
【種子の購入個数】25粒
【種子の購入時期】2019年2月
種子の購入はドイツの「Koehres(ケーレス)社」です。
ケーレスでは10粒で2.6ユーロで、基本種のラメリーが1.4ユーロでしたので、フィヘレネンセの方が倍近い値段なんですね。
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パキポディウム・フィヘレネンセの種を蒔く~発芽
フィヘレネンセは種子自体が大きいので、発芽が始まるとものすごく頼もしい根が表土の中に潜り込んでいき、殻を破って出てくる双葉もかなり大きいです。
発芽開始は早いもので2日後にははじまり、最終的には播種から1週間くらいの誤差で出そろいました。。
【発芽率】 19/25(76%)
【発芽観測】播種から2日後
【用土】 硬質赤玉土:バーミキュライト=1:1
【播種】 3月上旬
発芽のさせにくさは特に感じませんでしたが、Koehres社とseedstockとでは発芽率に差がみられたので、やはり種子の鮮度次第のような気もしますね。(※発芽率の良し悪しは、個体差だったり購入のタイミングの違いが大きそうです)
播種1週間
播種したタイミングが3月上旬で寒かったこともあり、室内で時折朝晩は暖房をつけつつ、LEDライトを使いながら日照時間不足をカバーさせて育てました。
1週間もすれば大体出そろい、この時点でもうすでに巨大な双葉を開いています。
チラッと右隣に見えるウィンゾリーは全く発芽の動きが無いので、同じパキポでも品種が違うとこのくらい動きに差が出ますね。(※ウィンゾリーは最終的にのらりくらり発芽をはじめ10粒/12粒中発芽という好成績でした。)
播種2か月目:鉢上げ
写真のフィフェレネンセは4月に蒔いた第二弾の株ですが、2か月で鉢上げし既に本葉がわさわさ、トゲもつんつん生えております。
発芽さえしてしまえば途中で脱落した株は一つもなく、生長は早いし安定してるし、直射日光に当ててもしぼむことすらなくピンピンしてます(若干葉焼けはしましたけど)
植え替えの時に根を確認しましたが、かなり太く白い根がびっしり伸びていたので、寄せ植えしている場合はあまり長期間その状態だと根が絡んで植え替えがしにくくなってしまうかもしれません。
まとめ
以上、パキポディウム・フィヘレネンセの実生記録でした。
引き続き成長に合わせて追記・更新を行っていきます。
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