ユーフォルビア・オベサブロウ(Euphorbia Obesablow)は、基本種のユーフォルビアオベサとユーフォルビア・スザンナエ(瑠璃晃)の交配種(SP)で、オベサブロウは学名ではありません。
また、オベサ・ハイブリッドやオベサSPなどの名前で扱われていることもあります。(※稀に「仔吹きオベサ」として売っているのを見かけますが、仔吹きオベサは別種なので間違えないようにしましょう)
私が育てているオベサブロウは、うちでは珍しく種から育てた実生株ではないのですが、育て方などのポイントに絞ってまとめたいと思います。
ユーフォルビア・オベサブロウの種子って購入できるの?
ユーフォルビア・オベサブロウは、前述の通りオベサとスザンナエの交配種で、スザンナエの豊富に仔を吹く性質を受け継いでいるので、仔株がどんどんできます。
掻き子で簡単に増やすことができるので、流通している株の多くは掻き子を育てたものと思われます。
これまで数多くの種子販売サイトを見てきた私ですが、オベサブロウの種子を見たことは一度もありません。
新しいサイトに行けば必ず珍しいEuphorbiaの種子が無いか探す私がみたことないので、おそらく掻き子で増やすことが容易なために、種子を扱う必要が無いのかもしれませんね。
種子からオベサブロウを育たことがある方がいたら是非教えてください!
オベサブロウは丈夫だけど徒長しやすい!
オベサブロウを育てて感じたのは「かなり丈夫」であること。
ただ、環境に気を配らないと徒長しやすく、先端が尖るように伸びていくので気が付けば丸く可愛かったオベサブロウが、ひょうたんのような形になってしまうことも少なくありません。
下の画像は、我が家に来たばかりの時(写真上)と1年前後(写真下)の様子です。
我が家に来たばかりの時よりも、上に伸びてますし、株元は木質化が進んでいるように思います。
基本種よりもオベサブロウは木質化しやすいような気がしていて、株元の方から木質化するので、生長しやすい頭の方がにょきにょき伸びるのではないかなーと推察します。(※あくまでの個人的な意見です)
だからと言って水をあげ過ぎると根腐れしそうなので、絶妙なバランスでオベサブロウを徒長させないように育てるのは中々難しいのかもしれません。これでも室内では植物育成LEDライトを使って日照時間を確保していたんですけどね、難しい。。
ただ、私はこのひょうたんのようなダルマのような形も可愛らしいので全然気にならないんですけどね。
もし丸いまま育てたい場合は、水やりの頻度や日光不足に注意しながら育ててみてください。
オベサブロウの仔株を外して掻き子で増やす方法
オベサブロウは普通に育てていると旺盛に仔株を吹くので、親株から外せばどんどん増えていきます。
ある程度大きくなった仔株をつまんでクリクリとひねると、結構簡単に親株から分離できます。
こう、つまんで捻ると、
びろーーん。
と木工用ボンドのような白い樹液とともに子株が外れました。(※この白い樹液は毒性があり、肌が弱い人はかぶれる可能性があるので素手では触らないようにしましょう!)
この仔株は、白い樹液を水で洗い流して風通しの良い場所に置いて切断面をしっかり乾燥させます。もしルートン(発根促進剤)をお持ちの方はこの段階でまぶしてしまいましょう。
しばらく待てば発根してくるので土に挿せば親株と同じように栽培することができます。という訳でこの子は現在発根待ち。
まとめ
オベサブロウはどうしても徒長しやすいのですが、いい方法が無いか実際に栽培して丸く太らせる方法を探しています。
栽培記録は随時更新していきます!
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