こんにちは、金成コーデックスです!
クラッスラの中でもとりわけ面白い姿をしていて人気がある「Crassula umbella/クラッスラウンベラ」は、通称ワインカップとも呼ばれています。
傘をひっくり返したようなカップのような形状をしていて、凄く独特な風貌をした植物です。
本来は株分けのような感じで増やすことが多いようですが、知り合いから種子を譲ってもらったので、実生栽培にチャレンジしてみようと思います。
本記事では、クラッスラウンベラの実生栽培の経過をまとめていきます。
クラッスラ・ウンベラの種子の購入・販売元について
クラッスラ・ウンベラは人気品種なので種子は高額になりやすいですが、自家受粉ができることもあってか流通量は比較的あります。
ヤフオクやメルカリなどで出品されることもあるので、注意深く探していたら見つけることはそんなに難しくないかもしれません。
海外から輸入などをしなくても、国内で十分に見つけられると思います。
Crassula umbella/クラッスラ・ウンベラの実生栽培記録
クラッスラ・ウンベラの種をまく【2021/11/25】
クラッスラ・ウンベラは発芽させるのが難しいとよく耳にします。ネットで検索してみると失敗した、発芽しなかったという記事が結構ある。
種子を譲ってくださった方も「あんまり発芽しない」と言っていたので難易度が高いんでしょう。埃のように細かい微細種子なのでまずそもそも蒔くのが難しいというのもありますが、多分なんとなく発芽が難しい理由が想像できるのでチャレンジあるのみ!
その結果、、、
発芽!!!
我が家での発芽率は85‐90%くらいで、特定のものすごく発芽させるのが難しい部類の種子(※個人的に苦戦してるのはO. lepidocaulisやT. pygmaeus)と比べると発芽成績は良好だったと思います。以下播種方法です。
◆播種用土:ベースは赤玉土で、表土にバーミキュライト
◆播種準備:用土と鉢の熱湯消毒のみ
◆管理温度:8~15度と低温で腰水管理
◆発芽までの期間:播種から1週間
微細種子なので播種方法は、他のチレコドンやアボニアなどその他の微細種子に準じます。
播種前の種子のメネデール希釈液や殺菌剤への浸水は行いません。種子が濡れてるともの凄く蒔きにくくなります。
微細種子は大抵が好光性種子なので覆土は不要で、種が土の隙間に落ちてしまうと発芽しにくくなるので表土をバーミキュライトのみにしています。最初に用土を熱湯をかけて殺菌して、表面を平らなもので押し付けて平坦にし、腰水の状態にしてから種を土の表面に載せてます。
私が発芽させるために鉢を置いたのが寒い廊下のラックの上で、発芽管理中の温度は8度~15度を超えない位でした。
クラッスラウンベラの発芽にはおそらくこの「低温」が大切で、我が家は田舎の家なので11月末~12月くらいになると廊下は裸足では歩けないくらい冷えます。冷蔵庫よりは少し暖かいくらいの場所に1週間おいて発芽が始まりました。
腰水でバーミキュライトが十分に吸水するので、蓋などはしなくても問題ありません。
まとめ
本記事ではクラッスラウンベラの実生栽培の経過について、栽培が進んでいる段階までの記録をご紹介いたしました。
状況に変化があり次第更新していく予定です。