こんにちは、金成コーデックスです。
ユーフォルビアの人気種「Euphorbia guillauminiana / ユーフォルビアギラウミニアナ」の実生栽培記録についてまとめます。
私は発芽率自体はあまり上げることができなかったのですが、発芽後の環境によって早期の分頭と急速成長を促すことができたので、その経過についても随時更新しながらまとめたいと思います。
種子の入手に関しては流通量が少ないので難しいのですが、もし運良く手に入れられた方は参考にしていただければ幸いです。
Contents
ユーフォルビア・ギラウミニアナの種子を購入!販売はある?
ユーフォルビアの種子を扱うナーセリーは数多くありますが、ギラウミニアナの種子は基本的に流通はほとんどありません。
メルカリやヤフオクなどに出品される種子の多くは個人の栽培家さんが採取した物がほとんどだと思うので、タイミングよく購入することができればラッキーというくらい希少です。
私はSNS経由でいつもやり取りをさせていただいている方からご厚意でいただくことができました。
ユーフォルビア・ギラウミニアナの栽培経過
ギラウミニアナの種子をまく|播種の環境
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播種時期は6月。ユーフォルビア・ギラウミニアナの種子は採取した方のことも良く知っているので鮮度は採取したてのフレッシュな種子です。
メネデールと殺菌剤の希釈液に半日浸して、熱湯殺菌した用土(表土はバーミキュライト)に播種しました。
環境温度は25℃~30℃位で、室内・腰水管理を行っていました。
個人的にはユーフォルビアの発芽管理に苦手意識は無かったのですが、いただいた5粒中発芽したのは3つ、うち1つは途中で溶けてしまったのでちゃんと育ったのは2つのみでした。
種子を譲っていただいたご本人は「種子が採れ始めた最初の方は発芽率が良かったけど、後半になると発芽率は50%くらいになった」と言っていたので、どのような要素がまずかったか分かりませんが、個人的には用土に蒔く前にもう少しガーゼなどの清潔なところで完全に発芽確認するまで置いておいた方が良かったかなと思いました。
播種後4か月で分頭が始まる【2021/9/25】
何やら分頭しそうな気配を出してるギラウミ実生1号(@1okina8 産)
若干遅れをとってるけどCOB&常時送風は分頭促進しそう。。あと白い水を使った水やり??かな。おはようございます😃 pic.twitter.com/Dx4FYagXCL
— 田舎センセイ (@inakasensei) September 24, 2021
本来は分頭し始めるまでしばらくかかるようなのですが、我が家の株は播種後4~5か月で分頭が始まりました。
ユーフォルビア・ギラウミニアナの特徴といえば数多く分頭した樹形ですが、本来成長はものすごく遅く分頭し始めるには数年かかると言われているようです。
成長がとても遅く、枝が分岐するのは今の所2-3年に一回くらいです。(-中略-)成長を早くしようと成長期に肥料と水をどんどんあげると、確かに生長は早くなりますが、枝はあまり分岐せずに長く伸びてしまうばかりの締まりのない株になるので注意してください。
この件に関して、種子を譲ってくださった方とやり取りをしたのですが、その方の栽培環境も我が家の栽培環境も大体同じで、その方のギラウミ実生株は我が家よりもさらに早く分頭が始まっていました。
我が家とその方との差は、おそらく我が家の方が「植え替えが一度多い」ので、根が安定するまで多少のタイムラグがあったのではないかと考えています。
播種後4カ月間の栽培環境は以下の通りです。
・室内LED栽培(COBライト)とサーキュレーターを使って15時間(/日)以上の送風
・基本的に腰水管理(我が家は播種後3カ月半くらいで腰水をやめました)
・微粉ハイポネックスを溶かした”白い水”を腰水に利用した多肥栽培
我が家と種子の送り主の方のギラウミの実生株が早期に分頭を始めたのは、この上記の中では「微粉ハイポネックスを溶かした白い水の使用」がポイントの可能性があります。
きっとそうかと思いますよー
うちはあまり液肥とかも使ってなく、室内に入れてライト当てる以外はかなりほぼ自然任せなので…笑
不思議なもんですねえー— チノアイスクリームは甘いんだze (@969chKnothaRn) September 26, 2021
2019年からギラウミニアナの実生をやっているフォロワーさんの株はほとんど分頭していないらしく、我が家との違いは微粉ハイポネックスの非使用という点だからです。
勿論その他の環境も大きく影響をするので一概には言えませんが、腰水管理時の水に微粉ハイポを使うのは、(今後の成長にどのような影響を及ぼすのかを考えなければ)成長促進には有効な気がしています。
ただ文中で引用した通り、多肥栽培は貧弱な株になってしまう事も往々にしてあるので、注意して育てる必要があるでしょう。
LEDライトについて、COBライトがどのような物かご存じない方は下の記事もあわせてご覧いただけますと便利です。
まとめ
本記事ではユーフォルビア・ギラウミニアナの実生栽培の経過についてまとめました。
成長に変化があり次第、当記事を加筆修正し更新するようにいたします。
その後の経過をいち早くお知りになりたい方は、ツイッターやInstagramなどのSNSをフォローいただけますと確実です。