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オペルクリカリア/Operculicarya

Operculicarya pachypus / オペルクリカリア・パキプスの育て方【実生栽培記録】

パキプスの種子

こんにちは、金成コーデックスです!

言わずと知れたコーデックスの王様と言えば「Operculycarya pachypus/オペルクリカリア・パキプス」ですが、ごくまれに種子が流通することがあり、私も運良く購入することができたので実生栽培記録として残したいと思います。

ただ、同科のOperculycarya decaryiの時は発芽率があまり良くなくて、3/10位だったのでパキプスに関してもどの程度発芽率を高められるのか、実験も兼ねて経過を見ていきます。

Operculycarya Pachypusの育て方

パキプスの種子の入手・購入


写真を見てわかる人には分かると思いますが、ドイツのK社から購入しました。

種子の状態・鮮度は不明ですが、同じところから100粒購入した方が、3/100という発芽率だったと聞いてちょっと不安になってきました。

硬実種子(こうじつしゅし)の処理をしてみる

オペルクリカリア・パキプスの種子は「硬実種子(こうじつしゅし)」の分類になるようで、そのまま播種したのでは発芽率があまり良くないのは、過去のデカリーの実生の経験からも理解できます。

私のパキプスの播種準備のツイートに、相互フォローして下さってる@きっしーさんが「塩素系漂白剤に浸けるといい」と教えてくださいました。


せっかくなので硬実種子の処理を「塩素系漂白剤」と「外皮を削る方法」の2パターンで発芽率の比較をしてみることにします。

硬実種子についてはこちらの記事でもうすこし詳しく書いていますので参考にしてみてください。

硬実種子
硬実種子(こうじつしゅし)を発芽させる方法|発芽しにくい硬い殻を持った種子対策こんにちは!金成コーデックスです! 私は塵のように細かい種子からビー玉サイズの大きな種子まで色々実生してきましたが、個人的には「硬...

播種用土の配合

今回私がパキプスの発芽用の用土に使ったのは、特にあまり考えずに同時にサボテンの種子の播種をしたので、その残りの「多肉・サボテンの土(肥料成分ナシ)」と「鹿沼土細粒」です。

メインは前者で、表土を鹿沼土にしただけ。

パキプスの場合は種子のサイズも大きいのと、発芽に関する条件としては温度と硬実種子の発芽のしにくさがポイントだと思ったので、用土自体は「これじゃなきゃいけない」みたいなものはあまり考えませんでした。

温度管理

25度前後をキープ。あまり高温すぎても発芽しなかったという情報と、25度で発芽したという情報から、ガラス温室内で24⁻26度を保つように設定しました。

オペルクリカリア・パキプスの実生栽培開始

硬実処理を施して播種【2021/5/11】

パキプスの種子
はじめは普通にメネデールとベンレートの希釈水に浸水(5時間)してから播種したのですが、硬実種子の処理をした方が良いと助言を受けて以下の2パターンの処理をしました。

A. 塩素系漂白剤(ハイター)の原液に25分浸す:5粒
B. 種子の外殻をカッターで傷つける     :5粒

経過を観察しながら、発芽の状態に差が出るかどうか、または発芽自体無事してくれるのかどうかを見ていきます。

まとめ

本記事ではオペルクリカリア・パキプスの実生栽培の経過を随時更新していきます。

更新情報などはインスタグラムやツイッターでブログに先んじて発信されることが多いので、そちらもあわせてご覧ください。