日本国内で多肉やコーデックス栽培をしていると、どうしても厳寒期に室内に入れる必要があります。
しかし、我が家のように東北の田舎の家だと廊下は場合によっては0度付近になることもあるので、室内にしまい込んだからといっておいそれと越冬準備完了とはいきません。
昨年はスチールラックに農業用のビニールをまいて簡易温室としたんですが、今年は特に寒さに弱いドルステニアが増えたので、しっかりとした保温機能のあるガラス温室を購入することにしました。
元々は高価なレアドルステニアを繁殖させたいがために準備したのですが、ドルステニアと同じくらい温室設備にもお金がかかってしまいました。
でも、まぁ、結論から言えば「買って良かった」です。
本記事では私が購入した「ピカコーポレイションの室内ガラス温室」をご紹介します。
室内ガラス温室で最も手ごろなピカコーポレイション「FHB-1508」
「ガラス温室」で探すと、そもそも室内用のガラス温室は少ないですし、あったとしても価格帯的にも高額なものがおおいので、おそらく一番の候補に挙がるのは私が購入した「ピカコーポレイションのFHB-1508」というシリーズがいの一番に候補に挙がると思います。
価格は楽天の最安値をみると、送料無料で28,000円弱(2019/10/20現在)。車上渡し価格なので玄関先で自分で運ばなくてはいけないのが難点ですが、大事な植物を冬越しさせるためと思えばまぁ、手が出ない値段ではありません。すぐにポチりました。(※奥さんには事前報告しましたよ)
ピカコーポレイション「FHB-1508」の個人的な評価
・コスパ最高!一般家庭の温室にはちょうどいいサイズと価格帯
・組み立てるのは1人でも可能だけどちょっと大変。1時間以上はかかる
・加温するための園芸用ヒーターは250wくらいのパワーが必要
・スチール製の棚板は耐荷重5kgともう少し強度が欲しい
・温室内に電源コンセントが二口あるのが嬉しい
我が家のように室内でも温度が10℃以下になることがある家では、ある程度の広さのある温室で加温管理が必要になりますが、コスパで考えるとこのピカコーポレイションの温室FHB-1508はかなり優れていると思います。
このサイズの温室はDIYで作るには大きすぎますし、ガラスの代わりにアクリル板などを使うとしてもそこそこの費用が掛かるので、それならば3万円弱払ってこの温室を買った方が安心です。コスパは最高。
ただ、当然ですが加温設備が無いとただのガラスの箱ですので、私はこのガラス温室以外に以下の「園芸用ヒーター&サーモ」「LEDライト(2台)」をあわせて購入しているので、実際にこの加温設備にかかった費用は6万円位になります。
棚板を上部に設置して、そこから吊り下げるようにしてLED照明を取り付けました。私が使っているLED照明については下の別記事でご紹介していますのであわせてご覧ください。
このように温室内にはヒーターやLED照明をつけることが予想されるので、温室内部にコンセントの差込口が付いているのは良かったポイントのひとつですね。
側面フレームの中を通ってケーブルが外に出ているので、温室内の暖かい空気が外に逃げることなく電源を確保することができます。
一応ピカコーポレイションには純正のプレートヒーターがあるんですが、かなり高額なので私は昭和精機工業のパネルヒーター(250w)とサーモを使っています。
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↑こっちはピカコーポレイションの純正プレートヒーター
ただ、やはり温室内でも上の方に暖かい空気が滞留するので、できればファンなどを使って温室内の空気を循環させた方がヒーティングの効率も良いと思います。ファンに関しては今後に向けて検討中。
また、各スチール製の棚板は耐荷重が5㎏なので、大きめの植物の設置を考えている方は注意した方が良いかもしれません。
我が家のドルステニアギガスは、この一鉢だけで5キロ前後なので大きいポットに土を沢山いれる方は要注意。5㎏を超えても何とか乗ってますが、微妙に棚板がたわんでるので無理はしない方が良さそうですね。
最後に、ピカコーポレイションのガラス温室はガラス面が大きいので、お店のショーケースのようにインテリア性も高いです。
ガラス温室の方はもう少しいつものピンク色のライトではなく、白っぽいLED照明を選んだのも、そっちの方がインテリアとしても映えるから。(あまりにも室内がピンクすぎるのも、、ねぇ。それはちょっと避けたかった)
植物をオシャレに飾りつつ、尚且つ温室としての機能もしっかり欲しいという人はこのピカコーポレイションのガラス温室はおすすめです。
まとめ
ピカコーポレイションのガラス温室は価格も手ごろで私は大満足してます。
植物にドンだけお金かけるねんって話ではあるんですが、沼にハマった方ならガラス温室に憧れる気持ちが分かってもらえるはず!!
組み立てるのがちょっと大変ですが、小一時間もあれば完成できるので問題ありません。
温室完備で冬も万全の態勢で育てちゃいましょう!
【2019/11/3追記】
温室内の空気循環をするために、小型のクリップ式扇風機を設置しました。
自分が想像していた以上に良い商品でオススメなので、室内管理で空気が停滞していて風をあてたい場合にはおすすめです!