ユーフォルビア・イネルミス(Euphorbia inermis)は和名「九頭竜」と呼ばれる、タコモノユーフォルビアの代表的な品種です。
九頭竜という事は「ヤマタノオロチ」でしょうか? 何とも中二病をくすぐるようなネーミングで、成長するとその名にふさわしい株になるので人気があります。
私はタコモノが結構好きなので色々集めて実生をしていますが、その中でもイネルミスは最初に実生をしたタコモノユーフォなので愛着があります。
本記事では、種子の購入から実生栽培の現在の様子までをご紹介いたします。
Contents
ユーフォルビア・イネルミス(九頭竜)の種子の購入
【種子の購入先】 多肉植物ワールド
【種子の購入個数】7粒
【種子の購入時期】2018年11月
種子の購入は多肉植物ワールドです。
イネルミスはメルカリなどを探せば種子とあまり変わらない値段で実生株が売りに出されていることが結構あります。
数あるタコモノユーフォルビアの中でも、一番流通量が多いと言ってもいいかもしれません。ただ、逆に種子の出品の方が少ないので、どうしても種子から育てたい人でなければイネルミスの入手は容易だと思います。
私は実生マニアなので「とりあえず種子を購入」ってことで始めました。
ユーフォルビア・イネルミス(九頭竜)の実生栽培記録
実生半年【2019/4/15】
イネルミスは何故か種まき直後と発芽後数ヶ月分の写真がゴッソリとなく、遡ってみてみるとすでにてっぺん部分から分枝してきている株が一番古い写真でした。
実生してから半年とは言え、真冬直前に播種したので半年経過してようやく成長期に差し掛かったかなという所ですので、まぁこんなもんでしょうか。
【発芽率】 2/7(28%)
【発芽観測】播種から5日後
【用土】 ゴールデン粒状培養土:日向土=1:1
【播種】 11月上旬
発芽率はめちゃくちゃ低く、2つしか発芽しなかったのですがそのうちのひとつが順調に成長してくれています。
やはり種をまくタイミングは大事ですね。
実生8か月【2019/6/20】
実生8か月目になると分枝した「足」がやや伸びてきて、タコモノユーフォルビアたる片りんを見せ始めました。
暑さにも強く初夏の直射日光でも全く葉やけなどすることなく過ごしていますし、水切れもそこまで神経質にならなくて良さそうなので、しぼみやすい他の植物の水やりタイミングに合わせて週1~2回程度のペースで水やりをしています。
実生10か月:植え替え【2019/9/4】
実生期間が10か月と少し経過し、大分成長してきたのでプレステラからミニ蘭鉢に植え替えを行いました。
用土は「硬質赤玉土:日向土:ゼオライト=5-4-1」の割合で排水性重視でつくり、肥料分は窒素分を抜いてカリ&りん酸をメインに、冬越しに向けた株作りを目指して秋ごろから与え始めました。
思っていたよりも生長が遅いので、今年は室内の簡易温室でLED照明を使って管理します。
まとめ
タコモノユーフォルビアの代表格「九頭竜」の実生栽培記録をご紹介しました。
生長速度は遅いので、もしタコモノユーフォルビアの栽培を早く楽しみたい方は、そこまで高額ではないので種子ではなく実生株をメルカリやヤフオクで購入する方が良いかもしれません。
本記事では、イネルミスの実生栽培経過を今後も定期的に更新していく予定です。
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