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ビニールハウス・温室建設

ビニールハウス妻面の組み立て方|妻ソーの設置とパイプの切断【vol.6】

妻面

こんにちは、金成コーデックスです。

ビニールハウス建設記事の第6弾です!

前回までの記事はこちら↓

アーチパイプを組み、補強の筋交いやビニールを留めるためのビニペットレールを設置した後は、ハウス妻面の組み立てに入ります。

ハウス妻面の組み立て方|必要な長さに応じてパイプを切断しよう

妻面
ドアなどを設置する面のことを「妻」といいますが、妻面にはまず垂直にパイプを立て、その後にビニペットレールを垂直のパイプと交差するようにして組んでいきます。

上の写真をご覧になるとわかる通り、垂直に差し込むパイプはアーチパイプに接するところによって長さが微妙に変わるので注意が必要です。

私はまず等間隔に(差し込む40cmの深さに)穴をあけたあと、直管パイプをいったん垂直に立てて切断予定の場所(アーチパイプと交差する場所)に油性マーカーで印をつけました。

直管パイプの切断は、前回の記事でも紹介した通りホームセンターで買える金鋸で頑張って人力で切断しました。

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この妻面の垂直パイプに関しては、「地面から〇〇センチ」というように事前にわかる長さではなく、現場でパイプを立てて測定して切断する必要があるので、パイプを切断するための機材が自前で必要になります。

金鋸は安価なので一本あると安心ですし、妻でもできたので女性の力でも切断は十分可能です。

パイプを切断
それぞれパイプを切断したら、地面に差し込み垂直を確かめながらアーチパイプと繋ぎます。

妻窓(ツマソー)を取り付ける

ツマソー
私はまず出入口とは反対の、ハウスの後ろ側にあたる妻面の組み立てを行いました。

そこに「ツマソー」をアーチパイプの最上部に取り付けたため、ビニペットレールは上部には不要でしたが、ツマソーを付けない場合はこの部分にもビニペットレールを渡す必要があります。

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我が家のような傾斜地にハウスを建設する場合、ハウス内で高低差が生まれるので傾斜地上部にあたる部分にツマソーがあると夏場は暖かい空気がこもるのを防ぎ、空気の対流が生まれるので風通しが良くなるというメリットがあります。そのため私はどうしてもツマソーを設置したかったんです。(※ツマソーはハウス部材の中でも高価)

実際に建設後にハウスを使っていて、朝にハウスをあける際に上下でかなりの温度差があって、5月初旬のまだ涼しい朝方でもツマソー側のハウス後部はものすごくムワッとしていて蒸し暑いです。

ツマソー付けてよかったと心の底から思います。

妻面にビニペットレールを設置する

妻面ビニペットレール
前後の妻面について、垂直のパイプを立てたら交差するようにビニペットレールを設置します。

我が家の場合、サイドのビニペットレールは傾斜地建設のためにアーチパイプとビニペットレールが垂直に交わらないのでビス留めしましたが、妻面のビニペットレースは垂直に交わるので「ドアパイプジョイント(22mm)」を使って留めました。

コーナージョイント
端部は「コーナージョイント」という部材でアーチパイプとビニペットレールを繋いでいます。

後方の妻面は、ツマソーから下のほうに3本。前面の妻面は、ドアを基準に4本ビニペットレールを設置しました。

この時に失敗してしまったのが、上の写真に見れる入り口側の妻面の一番下のビニペットレールをやや上のほうに付けてしまったため、裾ビニールを地面に埋め込む長さが足りなくなってしまいました。(※なんとなくドアのパイプの高さにそろえてしまったんですよね・・・)

妻面のビニペットレールも、一番下のものは裾ビニールをつけて十分な長さを地面に埋め込める高さになるように注意しましょう。

妻面
ちなみにこの時の入り口ドアはビニペットレールの高さを決めるための基準にするために仮止めをしている状態です。実際は最後に一度取り外してビニールを張ってからもう一度設置しなおします。

まとめ

・妻面の垂直パイプは切断する必要があるので道具を用意する
・ツマソーがあると、こもりがちなハウス上部の熱い空気が抜けるのでおすすめ
・入り口側の妻面はドアを基準にビニペットレールを設置する
・一番下のレールは裾ビニールを地面に埋め込むのに十分な長さを確保できる位置にする

以上、妻面の組み立てとツマソーの設置についてまとめました。

パイプを垂直に立てるのはさほど難しくないと思いきや、傾斜地に建設していることもあってアーチパイプが思っていたよりも傾いていて、妻面のパイプを垂直に立てようとするとうまく建てられないというトラブルもありました。

パイプは垂直でないと強度が落ちるので多少歪んで見えても計器に従って垂直に立てたのですが、ビニペットレールを力技で止めることになりやや苦労しました。

傾斜地建設は少しのずれが積み重なると、いろんなところで帳尻合わせするのに力技になってしまってダメですね(汗)

次回はサイドの穴を掘って裾張りをする工程です。