チランジア/Tillandsia

チランジアの実生栽培のやり方|種をまく方法と培地の種類について

チランジア 種

こんにちは!金成コーデックスです。

私の本業は植物画家なのですが、植物の絵の題材としてチランジアを描くようになってから栽培の方も本格化していきました。(※私のチランジアの絵はこんな感じ↓)

 

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そんな中で、やはりチランジアだって種から育ててみたいってなっちゃいまして、チランジアの実生栽培を始めてみることにしました。

本記事はチランジアの実生栽培の方法について私なりに調べたり実践した記録をご紹介するもので、成功か失敗か不明な途中経過も載せておりますため方法を参考にする方は自己責任でお願いいたします。

チランジアの実生栽培の方法にはどんなものがある?

チランジアの実生栽培は、おそらく「無菌播種/無菌培養」と「無菌ではない方法」の2パターンに分かれます。

よく見かけるのが、種子を保水力のあるキッチンペーパーなどに並べて密閉できる容器内で管理するシンプルな方法。

一方で、「無菌播種」という方法はチランジアの実生栽培をがっつりやっている方が採用している方法のように思っていますが、殺菌消毒しながら培地を作って無菌環境で栽培するという方法です。

本記事内では「無菌ではない方法」の経過をご紹介していきますが、無菌播種(無菌培養)の方法は下の別記事でご紹介しています。

チランジア無菌播種
ハイポネックス培地を用いたチランジアの無菌培養・無菌播種の方法【実生栽培】本記事ではハイポネックス培地を用いたチランジアの無菌培養の方法を解説します。ハイポネックス培地の考え方と作り方、ゼロから培地を作って種をまくまでの工程を実際の画像と共にご紹介します。...

チランジアの実生栽培の培地として考えられるもの

無菌以外無菌(ハイポネックス培地)
キッチンペーパー寒天
コルク材アガー
脱脂綿・ガーゼゼラチン
ミズゴケ培地なし(水分のみ)
土に直接
メラミンスポンジ

※ハイポネックス培地については別記事で紹介予定

チランジアをヘゴ材にくっつけて播種してみた

無菌播種ではない方法としてよく見かけるのが「キッチンペーパーを使った方法」ですが、常に水を含んでいるキッチンペーパーが不衛生になりそうなのと、通気性が悪そうだなという私の印象から違う方法でやりたいなと思っていました。

特に実生開始から1年程度で高温で蒸れたりすることで数を減らしていく結果になってしまっている方が多かったように思うので、おそらく日本の夏の高温期を乗り切るにはこの方法では蒸れの問題が大きいように感じました。

そのため、保水性を保ちながらもある程度通気性がありそうな素材に種をくっつけて管理しようと思い「ヘゴ」を選択。

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ヘゴ材は、大きめのホームセンターなら取り扱いがある場合もありますが、頻繁に色んなホームセンターに行く私でもたまにしか見かけないのでネットで購入した方が探す手間は省けると思います。あと、比較的根が張るので、私は棒状のヘゴ材をノコギリで小さく切って使ってます。

保水性も比較的ありながらも、水はけも良いので通気性を確保でき過度に蒸れる心配は少ないと思います。

ヘゴ材に播種したチランジアの成長観察

播種から10日経過

この方法で播種したのは以下の3種類のチランジアです。

・T.ionantha
・T.crista-gallii
・T.erubescens var. patentibracteata

いずれの品種も播種後4~5日で種の一部が白っぽく膨らんできて、10日目になったくらいから緑色になって発芽した個体がチラホラ出てきました。

Daisoの100円のザル付きタッパーで管理していますが、LEDライトの下に置いているため比較的暖かく乾燥も早いようで、少なくとも1日に1回は霧吹きをしています。

温度は20℃~25℃の間くらい。

今のところほぼ全ての種子が発芽しています。

播種から約3か月経過

チランジア実生
ヘゴ材に播種したチランジアの実生経過ですが、右半分のヘゴ材の方は順調に生長しておりますが、左と上の小さいやつは全滅。

この違いは、やや傾斜のある場所にタッパーを置いていたために、右二つの方はヘゴ材の腰水管理のようになって水分を保ち続けていましたが、乾燥している二つの方は水が足りず乾いてしまったのが失敗の原因でした。

このことからヘゴ材の腰水管理のようにDaisoのザルタッパーで水を多めに入れて管理をすれば、霧吹きなどをせずとも成長を続けていたので以外といい方法なのかなと思っています。

現状は、もう少し水を足してすべてのヘゴ材が水に浸かるようにしていて、乾燥してしまったヘゴ材の方に別のチランジアの種子を追加して様子を見ています。

個人的にはキッチンペーパーよりも確実に生長していて、無菌播種よりもお手軽な方法なのでオススメかも?

ただ、ヘゴ材の殺菌は積極的には行っていませんが、カビが生える可能性もあるのでこの方法での栽培には雑菌が入り込まないように注意した方が良いかもしれません。

まとめ

実生栽培の経過は随時更新していく予定ですが、タイムラグ無く経過を知るには私のInstagramをフォローしていただくのが一番確実です。

このブログの最新情報では順調に育っていても、SNS上では枯れてしまったり蒸れてしまったりしているかもしれませんので、真似をする前に今一度最新情報をご確認くださいね!